ある日突然、Amazonから届いた「商標用語の無許可使用により出品停止された商品」の通知。
サポートとのやりとりは堂々巡り…。
本記事では、私が実際に体験したカタログ削除寸前からの復活までのリアルな流れと、
同じ状況に直面した方に向けた具体的な対処法をお伝えします。

1. 知的財産権侵害の通知はなぜ届く?
まずは、この通知の影響はどこで確認できるかというと、
セラーセントラルの『アカウントヘルス』で!
アカウント健全性評価の一番上で確認できます。
ここは在庫がない場合はSKU削除で解決。
在庫がある場合は、ほっとくとカタログ削除されちゃうから(T_T)対応すべき項目!
で、この通知がくる原因は、
『メーカー名と商標が一致しない(AI検知)※同じじゃない』ってことらしい。
だから、対応として、例えば、
株式会社◯◯が、アンパンマンの商標利用権をもっているっていう証明できるものを出す。
他には、
◯◯株式会社は、『ほっこりブログ』という商標を取得してる。という事がわかるものを出す。
そういうことで、今、出品しているカタログの削除を回避できるっていうことなんです♪
で、メーカーが権利書なんて出してくれるわけもない。。。
でも、対応方法はありました!っていう話です!
2. まずやるべき初動対応とは?
とはいえ、出品情報が他者の知的財産権を侵害している疑い!
と、いっても、いろんなパターンがあるので、流れとしては、
以下のポイントを確認します。
- 通知に記載された内容の精読【他の権利所有者の商標登録されたロゴなのか用語なのか?なんなのか?】
- 該当カタログの内容をチェック【メーカー名、指摘されている商標名など確認】
- 正規の商標使用の証明方法を探る【ここではこの方法を2種類ご説明しますね♪】
3. 【体験談】実際に提出した「証明書類」とは
✔ アンパンマンのケース商品箱にある著作権マークを写真で証明
メーカー名と商標(アンパンマン)が、一致しないから、証明しないとカタログ削除しちゃうぞ!
って内容で通達がきたカタログがありました。
この件は、
株式会社◯◯が『アンパンマン』を使用する権利があるかの証明をすればOKです。
そこで、証明になったのが商品画像!
ポイント
※商品の写真(パッケージ含む)で、ライセンス表示が確認できるものを用意します。
ちょっと、わかりづらいですがw
(「©やなせたかし/フレーベル館・TMS・NTV」などの表記がある部分)
この記載が、アンパンマンの正規ライセンスを持って商品を製造・販売している証明となります。


かつ、全体写真、メーカーがわかる部分の写真も一緒にAmazonへ提出。
おまけに、信用できる大手メーカーだという事も伝わるように、
メーカーHPのURLも添付しました♪これで審査が行われ、カタログ削除は生き残れました♪
✔ ナノブロックのケース
ナノブロックは、販売されてる方も多いので、
通知きた方もいるのではないでしょうか?
このケースの場合、先ほどのアンパンマンとは形が違い、
【ナノブロック】という商標自体、メーカー様【株式会社カワダ】が所有しています。
この場合は、
- J-PlatPat(特許情報プラットフォーム)で商標権者を検索
- フッターヘッダーに日時、URLを印字する方法で印刷→PDF化してスキャンして提出!



ここまでしなくてもいいのかもしれませんがw
昔、必要あって自分の販路URLの特商法記載してますよ証明に、こうやって印刷したの出してと言われたことがあったので、
サイトの証明とかってこうやって印刷するのかぁ~と思ったからやってみました♪
ちなみに、印刷する時に【ヘッダーとフッター】にチェックして印刷すればOK!
ポイント
今回は、文字商標でしたが、ロゴだったり、いろいろあるので、まずは、Amazonがそのカタログに、何の証明を求めているのかをちゃんと読むことが大切です♪商標サイトを使うにしてもロゴだった場合は、ロゴの商標証明をするということですね!
4. Amazonサポートとの長い戦い…その全貌
ここからは、余談になりますが、
Amazonあるあるなのが、解決したと思いきや永遠に解決しない問題(^▽^;)
- ケースIDに証拠を提出するも、テンプレ返信がくる(パフォーマンス通知を見て対応案内)
- 「いや、証拠出してるのよ!」と説明し直すと、ようやく審査へ
- 承認され、商品詳細を更新して24時経過。48時間経過。解除されない!?で、問い合わせするも、こちらのカタログは画像がないようです。画像を用意してください。って。。。。→カタログ削除されてるから見えないだけなんですけど(T_T)
まぁ、そのあとも、話がスタート地点にもどったり、いろいろでした。。。
審査承認がきてからが長かった。
【知的財産権を侵害している疑い】の通知がきたら、後回しにせず、なんだかんだで時間かかるんで、早めに対応するのがおすすめです♪
5. 対応のコツと学んだこと
- とにかく諦めずにやりとりを続けること
- テンプレ対応に負けず、粘り強く証明し続ける
- 「知的財産権侵害の疑い」とは、“その商品のメーカーが、商標の使用許可を持ってるかどうか”を聞かれている
- 正規品を売っているなら、その証拠を論理的に伝えれば解決の可能性は高い
7. まとめ:Amazon対応は長期戦。けれど、解決はできる!
- 通知に動揺しすぎず、落ち着いて情報整理を
- 適切な証拠を提出し続けることで道は開ける
- 最後まで諦めずに対応しよう!